<推薦図書>

​Sitting Still Like a Frog(親と子どものためのマインドフルネス)

Eline Snel著のSitting Still Like a Frogはオランダで出版され、その後、イギリス、フランス、アメリカで出版され、日本語訳も出版され話題となった本です。

「カエルのエクササイズ」という方法で、呼吸に意識を向ける練習から入ります。

CDも付録されていて、ご家庭や幼児施設でマインドフルネスを取り入れるには最良の書です。

本の中で、ある子どもが、

「静かにしなさいって、ママが言うけれど、どうすればいいのか全然わからなかった。でも、今はわかるよ、夜、寝る前にいつもカエルのエクササイズをしているから」

と言った一節は、とても印象的です。

子供は、「いま」の瞬間に生きています。過去や未来に心を奪われることはそれほどありません。自然に「いま」にいるのです。

 

そこで私たち大人がすべき重要なことは、子供が持っているこの「自由な心」と「いまにいる」という自然な性質を損なわずに、その性質を高め、育てることです。

 

マインドフルネスのトレーニングをすることで、「いまここに心を向ける」ことが身につくのです。

 

幼児期や学童期からマインドフルネスのトレーニングを始めると非常に良い効果があるということが、科学的に証明されつつあります。

 

本書で紹介しているシンプルなエクササイズを続けるなら、子供は思いやりややさしさ、共感などの向社会的行動だけでなく、注意力、集中力など様々な能力が育つでしょう。

                                                            

                                                                                                                        〜ジョン・カバットジン〜

子供とおこなうマインドフルネスは、子供たちが自然と「今に心を向けて」「気づき」を得るための色々な工夫がされています。
​本書に掲載されている、子ども向けマインドフルネスエクササイズを紹介します。

人の話聞いている?

目を静かに閉じて、周りの音に耳を傾けてみましょう。

どんな音が聞こえるでしょうか?

高い音?低い音?

リズムのある音?

音は前から聞こえますか?後ろから聞こえますか?

遠くから聞こえますか?近くから聞こえますか?

外側から聞こえますか?自分の内側から聞こえますか?

 

「意図的に注意を向けて聞く」練習をすることで、聞く力が養われるのです。

「あたま」から「おなか」へ

「あたまからおなかに注意を移していき、思考から離れる」練習をします。    

クモの糸のように注意を下げていきます。

下へ下へ、少しずつ、おなかまでずっと下げていきましょう。

おなかに思考はありません。ただ空気だけです。

空気が静かに動いているだけです。

おなかの深いところは、しいんとしています。

そこには悩みはありません。けんかもありません。

おだやかさと深い静けさがあるだけです。

悩みごとの小さな箱

箱を一つ用意してください。

子供といっしょにその箱をきれいに飾りましょう。

これは「悩みごとの箱」です。

夜寝る前に、子供に、心に引っかかっていることはないか聞いてみてください。

なにか心配ごとはない?悩んでいることはない?

(悩みに目を向け観察してみると、どんなことに悩んでいるのか見えてきます。)

見えたら、その悩みを「悩みごとの箱」の中に入れ、ふたを閉めましょう。

離れたところからその「悩みごとの箱」を眺めます。

そうすることで、「あたまの中にもう悩みがない」ことを見るのです。

子供にマインドフルネス瞑想を伝えていく場合、かわいいキャラクターの力も必要ですね。英語版ですがmeditationのインストラクション動画を紹介します。
​もちろん、大人もご一緒に。。。